奥沢本町商店会について About

〇商店街の沿革
奥沢は現在の住居表示でいえば8丁目まであり、かなり広い範囲に広がる。通りに沿っていくつもの商店会に分かれており、その中で奥沢駅から自由通りに沿って南へ伸びるのが当会である。
昔は「奥沢本町会」と称していたが、いわゆる町内会のような名称だということで2006年(平成18年)4月の定時総会で「奥沢本町商店会」という名称を決定した。

〇商店街の現状
奥沢駅の開業は大正12年(1923年)であった。昭和2年(1927年)に九品仏前駅として開業した自由が丘駅周辺の急速な発展に引き換え、落ち活いた住宅街のエリアとしての歴史を重ねてきた。
街を貫く大通りに沿っている当会は、隣接する他の会にはない歩道を抱えており平成15年(2003年)5月に歩道の舗装材をインターロッキングに変えて整備をし、その完成記念イ ベントとして駅前音楽祭を開催した。翌々年は新しい街路灯50本を設置し、駅前音楽祭を再び 開催。これが年々規模を大きくできるようになって、令和元年(2019年)5月には第17回を 開催するに至っている。
同時に日常の環境整備にも気を配り、平成15年(2003年)からは東京都建設局が主催している「東京ふれあいロー ドプログラム」に参加し、毎月第2日曜日にはガードレールの下の ロー ドトレリス内の植栽の手入れを行なっている。平成23年(2011年)には街路灯に防犯カメラ10台を設置し窃盗、交通事故など警察署への録画データの提供も行っている。
また、秋の奥沢神社例大祭に合わせてのイベントも定着しており、前述の駅前音楽祭とともに「ふれあい交流事業Jの補助金を得て、縁日や木造・手古舞行列など、江戸の郊外の町とし ての面影も味わいながらの活動を続けている。
街路灯も令和2年(2020年)に電球のLED化に伴いその好評なデザインを踏襲しつつ新しく更新した。令和4年(2022年)には防犯カメラも最新型への更新を行った。

〇今後の展望
時代の流れとともに、 往年の商店街が復活することを望むことはできないが、 地域住民の安心•安全に気を配りながらの取り組みは続けていきたいと考えている。
又、当会の自由通りには、防災拠点となり得る「奥沢まちづくりセンター」「玉川消防署奥沢出張所」が建ち並び、防災対応ストリートとすることが必要不可欠と考えている。いつ発生するかも知れない『首都直下地震』にも対応すべく防災設備を整備し、消火活動、救助活動、救護活動からなる防災訓練も計画している。